自身の仕事を通じて迫間産業を知った奥様。情報収集をするうち、「カリフォルニアスタイルを希望している夫の感性と合うのでは」と、注目するようになったそう。建物にはご主人の好みを存分に反映させ、間取りやインテリアには奥様のセンスが光ります。
これまで暮らしていた古い公営住宅での経験から、Oさんご夫婦は伸び伸びと育児や家事、仕事ができる住まいを希望。中でも圧倒されるのが、構造をあらわにした吹き抜けのリビングです。同社の提案で天井にはレッドシダー、床材にはクルミを用い、異なる木目や質感を楽しめる仕上げに。プライベートゾーンをくるりと回遊できる動線配慮と相まって、体感的な広がりも創出。パントリーやワークデスクを見えない位置にレイアウトするなど、生活感が表に出にくい工夫も施されています。
モノトーンを基調にしたLDKに対し、個室のアクセントクロスではそれぞれの好みを反映させました。室内ドアを含めたシックな配色が、住空間の上質な雰囲気を後押し。新居に暮らしてから「効率よく家事や生活ができる」とのこと。日々の暮らしにゆとりを生む、理想のわが家の完成です。
閑静な住宅街に完成したS邸。白を基調とした2階建ては、威風堂々とした佇まいに目を奪われます。玄関を抜けると広がるのは、光あふれる大空間。4人のお子様がいるS邸は、1階が主な居住空間、2階に子供部屋という間取り。勉強は部屋ではなく、2階の造り付けのテーブルでするというスタイルがとてもユニークです。子供たちが巣立ったあとも、フリースペースとして活用できる空間となっています。
その2階とリビングをつなぐ大階段は、この家の主役といってもいい存在感。「家族が自然と集まるリビングを造りたかった」とSさんが言うように、4人のお子様それぞれが座ったり寝転がったり、伸び伸びと過ごしています。「イメージ通りの家ができました」と満足そうなSさんご家族。光あふれるリビングには、今日も笑い声があふれています。
幾つものモデルハウスを見学したYさんご夫婦が、同社に依頼する決め手となったのは、地元工務店への信頼感と担当者の人柄だったといいます。「周りの人にも勧められていましたが、頼んで正解でした。子供たちもすっかり懐いています」と笑顔。土地探しからスタートし、細かなアイデアも共有しながら設計を進めていきました。
Yさんの一番の希望は、リビングを広くし、吹き抜けにすること。家族がいつでも一緒に居られるようにと、24帖もの広さを取ったリビングは、幼い子供たちが走り回り、毎日にぎやかです。当初、梁にはクロス張りをと考えていたそうですが、「担当の方からのアドバイスで木にして良かったです」とお気に入りの空間に。そして奥様の希望は、キッチンを中心にすべての家事が完結すること。キッチンから玄関、洗面・ランドリースペース・浴室に行き来でき、スムーズな動線に大満足しているそう。キッチン横には、テーブル付きの奥様専用スペースも確保しました。
階段や2階の廊下に居るときも、リビングと一体感のある空間で、家族だんらんの時間がますます楽しくなりそうです。
「家族の好きなモノ・コトを取り入れた住まいです」と、笑顔で答えるKさんご夫婦。それは土地選びにも表れています。もとは農地だった敷地は里山の風景と接し、遠くに霧島連山を望みます。子供たちが大好きな電車が見えるのも大きな決め手に。プランニングでは、家族で過ごす時間を豊かに彩るアイデアや機能を盛り込み、個性あふれる住空間をかなえました。
注目したいのは、道路から低い位置にある敷地の特性や災害時の安全面を考慮した2階リビングの造りです。水回りも同フロアに配置し、フラットな家事動線で使いやすく。1階に集約した個室には、穏やかな景色を切り取る大きな滑り出し窓を採用しています。
そんなK邸を手掛けたのが清栄建設。同社の特長は、一年を通じて、住み手も住宅そのものも快適で健やかな温熱環境を整える『ファース工法』での住まいづくりです。ご夫婦も性能面に強く惹かれたようで、「いろいろな工務店やメーカーの住まいを見学した中で、心地よさが抜群でした。入居はこれからですが、真冬でも室温差が無く、輻射熱で壁も床も暖かい環境が楽しみ」と、期待を寄せています。
「家計に負担をかけずに〝ちょうどいい〟理想の暮らしを」をコンセプトに掲げた『スマートゼロボックス』を提供する丸山コーポレーション。今回紹介するのは、宮崎市稗原町の便利な立地に誕生した常設モデルハウスです。
間口に対して奥行きのある敷地を活かし、道路側を駐車スペースとして確保。スラリとした2階建てのデザインも魅力的です。延床面積は30坪弱で、1階にLDKと水回り、2階に個室を集約した使い勝手のいい間取り。ここでは幅広い住み手に対応したレイアウトを採用していますが、320パターンの中からデザイン・間取りを選べます。自分たちのライフスタイルや家族構成に合った、お気に入りを見つける楽しみを味わえそうです。
同商品ではZEH住宅が標準仕様。高気密・高断熱はもちろん、柱の間には地震などによる繰り返しの揺れに強いコーチパネルを採用し、耐震等級3を獲得しています。取材に訪れたのはまだ寒い1月半ば。1階は室内ドアを開けたまま、エアコン1台だけで十分暖かく過ごせました。確かな住宅性能と熱交換式換気システムが相まって、エコで快適な住空間を創出します。
H邸が建つのは、南東を道路に挟まれた角地。南の間口が広い長方形をした敷地が特長です。「気持ちよく過ごせる明るい家にしたい」といった要望を持っていたご家族。ネックとなったのは車も人も多い道路でした。そこで設計工房イズムが提案したのは、東側の大きな道路から建物をなるべく離して配置するプラン。さらに、南向きが定番とも言えるリビングを東向きへ。ゆったりとした東側の庭や植栽がクッションとなり、外からの目線や干渉が軽減。採光性を高めつつ、プライバシーに配慮した間取りを実現しています。
自然素材をふんだんに用いた高気密・高断熱の住まいに定評のある同社。H邸も夏はエアコン1台のみ、冬は蓄熱暖房機だけで一年中快適に過ごせているそう。特に冬に活躍する蓄熱暖房機は、輻射熱を活用するため空気を乾燥させません。風も音もなく、家中で自然な温もりを感じられるのです。しかも、個室や水回り以外の室内ドアは不要。開放感や奥行きを与えるだけでなく、住み手が滞りなく動ける利点が。適材適所に使われた木の温もりと相まって、伸び伸びと気兼ねなくくつろげるわが家になりました。
「創る楽しみ、続く安心の家づくり」を掲げ、住み手の思いに寄り添った性能&機能&デザインを提案するニシヤマホーム。そんな同社が手掛ける『Cozyスタイル』のモデルハウスが都城市下川東エリアに誕生しました。
敷地は南面に道路がある住宅地。通常であれば南に開口を設けたいところですが、外観写真で分かるようにほぼクローズされた状態。しかし室内に一歩足を踏み入れると…玄関土間から吹き抜けのLDK、インナーテラスまで続く一体的な造りが視界いっぱいに広がります。ドアは極力使わず、開放感と空間や人のつながりを重視。それでいて壁や間取りの工夫により、プライバシーがほどよく保たれている点も現地で確認してもらいたいポイントです。
「使うなら本物を」という西山秀樹代表の考えの下、天然木の持ち味を活かした仕上げにもこだわりました。内装のベースを白にすることで両者が際立つデザイン。自然光が移ろう日中はもちろん、夜間も間接照明やスポットライトが立体感を醸し、また違う表情を見せてくれます。ぜひ現地に訪れて、あなたが感じる心地よさ(=Cozy)を見つけてみてください。
七呂建設都城支店のモデルハウスを見学して、「まさに理想的!」と感じたTさんご夫婦。二人が希望していた室内の広がりや洗練された雰囲気に魅了されたと言います。参考にした部分も多く、勾配天井のデザインがもたらすリビングの開放感は思わず感嘆の声が漏れるほど。奥様が選んだ北欧スタイルのインテリアと相まって、明るく安らげる空間をかなえていました。
間取りでは、家族が一緒に過ごすリビングの広さを最優先事項に掲げ、個室のサイズや配置などを熟考。その中でアイランドキッチンや水回りを経由する回遊動線など、家事&生活がスムーズになる工夫が盛り込まれています。奥様のお気に入りはウォークスルーのファミリークローク。洗面・脱衣室へつながるのはもちろん、引き出し収納の充実でより整理しやすい造りです。
入居から半年経った感想を尋ねてみると、「狙い通りの暮らしやすさ」「片付けが楽しくなった」、さらには「冬にエアコン1台で暖房を賄えた」との声も。同社ではZEH基準をクリアする性能や熱交換型24時間換気が標準仕様。自分たち好みの暮らしを省エネで実現できる魅力もあります。
前ページで紹介しているT邸と同じく、『岡の小道』プロジェクトの一員であるM邸。こちらには「Takarabaco no ie」という、ワクワクするコンセプトが掲げられています。Mさんは同社建築士と親しい間柄で、プロジェクトへの参加を希望。プランにもご夫婦の意見が色濃く反映された一棟となりました。
好きなモノをギュッと集めたわが家を理想としたことが〝宝箱〟の出発点。そのため、フロア構成や動線といった間取りの部分はもちろん、空間の印象を決める素材選び、タイルを張る向きまで綿密に打ち合わせを行ったと言います。さらに、まだ幼いお子さんのために階段下を隠れ部屋に。ゆくゆくは収納で使う狙いですが、遊び心ある仕掛けからご夫婦の思いが想像できます。
間取りで注目したいのは、LDKと隣接する和室や図書コーナーが小上がりになっているところ。それぞれの機能を確保しつつ、フロアの一体感を高めました。特に、図書コーナーには親子で並んで座れるカウンターがあり、キッチンからも見守れるレイアウト。学習や在宅ワーク中も、家族のつながりを大事にできる空間づくりです。
M図建築工房が2021年から始動させた『岡の小道』プロジェクト。このプロジェクトは、四つの家族が季節を感じられる小道を共有しながら日々を楽しむ暮らしをイメージして計画されました。区画ごとに個性あふれる住まいを提案しており、T邸はその中の一棟。「tasutasu no ie」というタイトルが付いています。
T邸は延床面積約28坪というコンパクトな平屋造り。LDKを中心に据え、各空間を隣接させる間取りと動線配慮で利便性を高めました。タイトルにある〝tasu(足す)〟が表しているのは、吹き抜けやフリースペース(ゆくゆくは子供室へ)などのこと。多くの時間を過ごすLDKに多彩な空間を足して、さらにゆったりとした多機能スペースに整えているのです。
土地探しから始めたTさんご夫婦は、住まいづくりのパートナーを探す過程で『岡の小道』に興味を持ったと言います。共働き+子育て真っ最中の現状を踏まえ、家事の時短がかなう工夫も。特筆したいのは、主寝室からファミリークロークを通って水回りに抜ける動線。慌ただしい毎日に、ちょっとしたゆとりを生んでくれるはずです。
家族が3人に増えることから、育児も日々の暮らしも楽しめるマイホームを計画したNさんご夫婦。以前からカリフォルニアスタイルの住宅に住みたいと考え、SNSなどで情報収集をするうちに日大建築へたどり着いたそうです。同社は『Life-fit(ライフフィット)』をコンセプトに掲げ、住み手の理想に寄り添う住まいづくりを実践。加えて、カリフォルニアスタイルは得意分野であり、ご夫婦が描くイメージの共有や具現化にも、いかんなく実力を発揮しています。
まずは外観。ラップサイディングの外壁とカバードポーチで王道のデザインを踏襲しました。庭へのつながりと相まって、リビングに居ながら開放感を味わえる造りです。くつろぎの舞台となるLDKの天井は、ゆったりとした吹き抜けに。オークの無垢材を職人が手張りした床、収納場所に採用したルーバー扉など、アイテムの質やディテールにもこだわりを詰め込んでいます。これらはN邸の完成見学会で、来場者から「見応えがあった」と声が上がるほど。また、生活・家事がスムーズに進む動線配慮も秀逸。お手本にしたいフラットハウスのプランです。
「60歳を迎えたとき、第2の人生のベースになる家を建てたいと思いました」。そんなご主人の思いをコンセプトにして完成した住まいが、宮崎の海と空と相性抜群なカリフォルニアハウスです。もともとゲストを招いてにぎやかに過ごす時間が好きだったこともあり、LDKでは広さと開放感に注力。ダイナミックな吹き抜けに加え、リビングの掃き出し窓から続くタイルデッキによって内外の一体感も高められています。デッキにはひさしがかかっているので、強い日差しや多少の雨などを気にせず、さまざまな楽しみを共有できそうです。
ただ、基本的にはご夫婦暮らし。日常生活もリラックスできるよう、住空間ではお気に入りの色を随所に採用しました。特にキッチンに備わる造作カウンターに採用された鮮やかなブルーが印象的。高窓の窓枠にも同系色を用いたほか、グリーンやレッドなどのビビッドな配色がアクセントとして活躍しています。ご夫婦の要望を盛り込みつつ、存在感のある建物に仕上げたのが日大建築。得意分野であるカリフォルニアスタイルのニーズに応えながら、住み手が理想とする暮らし方を見事に具現化させた好例です。
育児を終え、仕事も勤め上げたKさんご夫婦。これからの暮らしを見据えたとき、「二人で気持ちよく過ごせる家を建てたい」という夢が生まれたと言います。そこで白羽の矢が立ったのがバリア・フリー工房です。5年以上前から同社に注目していた奥様の希望もあり、見学会や相談に訪れたご主人。「妻が話していた〝空気がおいしい〟という意味を実感し、私たちが目指す暮らしのイメージがさらに広がりました。打ち合わせから建築中まで、いつでも親身になって話を聞いてもらえた点もうれしかったですね」。
K邸は延床面積約24坪の平屋造り。部屋数を絞りつつ、トイレの広さや生活動線には加齢配慮を施してあります。また、ダイニングの椅子の高さと小上がり和室の段差をそろえたり、パントリーに土間付き勝手口を設けたり、シンプルな中にも生活しやすい工夫が随所に。何より、丸ごと自然素材で仕上げた住空間のすがすがしいこと! 取材に訪れたのは梅雨明け直前の蒸し暑い日中。エアコン設置前にもかかわらず、サラリとした空気感に驚かされました。心身に優しく、ご夫婦のライフスタイルがさらに輝く住まいの完成です。
約150坪の敷地に完成したK邸は、シュマールグレーの外壁がシックな平家の住まい。外構に用いた「リレーリア」の縦格子が、いいアクセントになっています。家族4人で暮らすK邸のコンセプトは〝シンプルモダン〟。スッキリとした空間の中に、たくさんのこだわりを詰め込みました。
まずリビングは、宮崎県産材をふんだんに使用。天井にスギ、床にヒノキを使用し、木の香りに包まれる明るい大空間が広がります。また、広々とした人工木デッキも「必ず造りたかった」ものの一つ。掃き出し窓を開ければリビングとひとつながりの空間にもなり、BBQや水遊びなど、さまざまなアクティビティーが楽しめます。
また、K邸の特長はあえて廊下を設けたこと。玄関から直接部屋に行けるようにしたことで、子供たちが成長したあとも、家族みんながいい距離感を保てるよう工夫しました。さらに、家事動線も考え抜きました。玄関からすぐの位置に洗面・ランドリー・浴室・ファミリークローゼットをまとめ、トイレも二つ設置。住み心地はもちろん、くつろぎも楽しみも兼ね備えた理想の住まいが完成しました。
初めての住まいづくりに臨む場合、「どこで建てるか」は大きな課題です。すでに暮らしたいスタイルが固まっていたHさんご夫婦は、展示場へ行ったり、SNSを見たりして情報を収集。そんな中で友人を介して上原林業と出合います。「木の質感を活かしたデザインや温かな雰囲気がすてきでしたね。特に気に入ったのは間仕切りに使っていた木製格子。わが家にもぜひ取り入れたいと思ったことが選定の決め手になりました」とご主人。木製格子は書斎に採用され、遊びに訪れた友人などにもよく褒められるそうです。
ナチュラルな素材を活かし、壁紙や住設に落ち着いた色を用いたコーディネートは奥様が担当。一方で、間取りは同社の提案によるものです。ポイントは、ご夫婦の要望であった「生活感を抑える収納と動線」。キッチン周りの収納計画をはじめ、帰宅後のルーティンを円滑にする回遊動線、テレビ配線の壁内収納など、さまざまな工夫でスッキリ空間を実現しています。また、リビングの一部に3帖の畳スペースが組み込まれている点も個性的。「期待以上の暮らしやすさと心地良さを実感中です」と笑顔のHさんご家族です。
おしゃれな外観が目を引くM邸。玄関ドアを開けると広々とした土間が広がり、そこから住まい全体が見渡せます。大空間の中心に大きなソファを配置。その先には真っ白でスタイリッシュなキッチンが据えてあります。
夢のマイホーム実現に向け、さまざまなモデルハウスを見学したというMさん夫婦。中でも、基礎構造や断熱性能がしっかりしている岩切建設の建築現場を見学し、信頼できると確信を持ったことから同社での家づくりを決めたそうです。Mさん一家が求めたのは、落ち着いたトーンの間取りで無駄を省いた住まい。これらを受け、廊下をなくし子供部屋や寝室、キッチンをすべてリビングに面した造りに。壁の色は白色を基調にし、フローリングの色合いをどの部屋もすべて統一することで落ち着きのある雰囲気を創出しています。
リビングの一角には、小上がりでちょっとした隠れ家的なスペース「ヌック」を配置。「好きな漫画に浸れ、最高の空間」とご主人のお気に入りの居場所になっているそう。ハンモックがあり、ヌックがあり、家族みんながリビングで楽しい時間を紡げる住まいにMさん一家は大満足しています。
ヒラシマの人気の平屋分譲モデルハウスを紹介します。コンセプトは、ステージのようなリビングが新しい『シン★平屋スタイル』。リビングにスキップフロアを設け、階段の上と下で目線の高さを変えることで家族が別々の趣味を楽しみながらも空間は共有できる新しい暮らしの提案です。
収納も見どころの一つ。パナソニックのシステム収納『キュビオス』は、無印良品の収納がシンデレラフィット。階段上のフロアに本や大切なアルバムなどをディスプレーできるようにし、趣味と癒しの空間を演出しています。寝室、リビング、洗濯室の収納はすべてキュビオスを採用。家具をほとんど必要とせず散らかり知らずの住空間です。
構造には、安定した強度を実現する木に鉄の強さを組み合わせた複合梁のテクノストラクチャー工法を採用。耐震等級3の長期優良住宅で、柱なしの大空間やスキップフロアなど希望の間取りができるのが特長です。また、各部屋入り口はつり戸を用い足元の段差が一切なく、廊下幅も広いバリアフリー仕様。Ua値0・47の高断熱住宅のため、室温の温度差もないなど見どころ盛りだくさんです。
住宅性能の良い家に関心があったKさん。見学会で性能のことを詳しく説明してくれた担当者の対応にほれ込んで、岩切建設を選びました。
奥様のこだわりはキッチン。リビングからも見える対面式にして、整理整頓しやすいよう多くの収納をリクエスト。鍋などは棚の中に入れ、細かいものはキッチン下の収納に置き場所をつくったことでLDKがスッキリ見えます。
生活感が出やすい冷蔵庫をパントリーの中に隠したことで、カフェのようなモダンな印象に。「キッチンのすぐ裏に浴室・洗面室を配置。廊下も回遊できるので、水回りがゆったりして使いやすい動線になりました」と奥様は語ります。
また、ご主人は広いリビングと趣味が楽しめる庭をリクエスト。広い敷地に人工芝の庭を造り、深い軒がかかった縁側のようなデッキスペースも設けました。その場所でBBQをするにも便利で、多少の雨でも気になりません。人工芝スペースで趣味のゴルフの練習もできるのが気に入っているのだそう。家族のくつろぎはもちろん、来客があっても対応しやすい住まいに大満足の様子です。
ウイリアム・モリスのクロスがきらびやかに映える和室が印象的なM邸。昔ながらの純和室だった部屋を現代的空間へとリノベーションした住まいです。天井と扉をヨーロッパ調に仕上げ、押し入れの下段に白石を敷きライトを当てることでモダンな和を表現しました。リビング・ダイニングはクールさと木の温かさが同居したホテルを思わせる雰囲気。シックでクールさを好むご主人と木のぬくもりが好きな奥様。その双方の意見を具現化しました。ライトを場所ごとにゾーニングし、四方の壁材には違う素材を使用。床からは木のぬくもりが感じられる、家族が集うには最高の場となりました。
「他社にはないデザイン性や発想に引かれ、お願いするときは絶対にここがいいと思っていました。夫婦の趣向が真逆でも、それぞれの希望を取り入れた調和のある、どこを見ても素敵な家にしていただきました」とご夫妻。次世代省エネ建材支援事業の助成金を活用して壁・天井・床は断熱性能を高めてあります。
デザインだけでなく、性能の部分もしっかりとリノベーションを施した2世帯住宅の完成です。
ガレージやテラスをデザインに取り込み、道路側のパブリックと庭側のプライベートで異なる表情を見せるI邸の外観。落ち着いた色合いながら、圧倒的な存在感を放っています。室内に入ってからも驚きの連続。特に玄関からLDKはまるでハイクラスホテルのラウンジを思わせる素材感と演出で、うっとりせずにはいられません。手掛けたmikiデザインハウスは、住み手のこだわりをカタチにするだけでなく、日常に非日常を溶け込ませる術に長けたビルダー。その実力はI邸でもいかんなく発揮されています。
また、ここでは同社が提案する『平屋+DEN』のスタイルを採用。DEN(デン)とは、英語で動物の巣穴・ねぐらを意味し、一般的には書斎や趣味の小部屋を指します。しかもI邸は大きなガラスを用いた〝透ける書斎〟を実現し、動く扉の本棚の後ろには隠れ部屋も。吹き抜けを介した一体感に加え、ガラス越しにコミュニケーションが取れる楽しさも加わりました。さらに、ご夫婦が希望していたという平屋のメリットはそのままに、DENを駐車場の上に配置することで家族や独りの時間をより充実させていけるプランです。
本誌を見てヒラシマを知ったYさん。モデルハウスを訪れて知った、耐震住宅工法テクノストラクチャーの安心感と快適性が決め手となったそうです。子どもが巣立った後、ご夫婦での暮らし方を考え、自宅を建て替えました。
リビング・ダイニングは、広々とした16帖。建物を支える強固な部材や1棟1棟緻密な構造計算による〝強さ〟があるため、柱の数を減らして大空間を実現できました。また、高品質の断熱材や最高ランクの樹脂窓を採用。外皮性能Ua値0・48で、熱交換換気システムにより一年中快適に。さらに太陽光発電付きのIoT住宅のため、便利で快適な暮らしをかなえます。
奥様がこだわったのは、使い勝手のいい家事動線で、キッチンは2人で立っても広々。その奥にパントリー、ランドリールームが並び、その横にネット環境を備えた書斎を配置。キッチンからすべての部屋に行き来ができる造りになっています。
また、玄関を上がると真っすぐに洗面、浴室に向かえる動線でいつでも衛生的に。壁面のクロスや多様な照明で気分に合わせて雰囲気を変えられ、日々の暮らしを彩ってくれそうです。
『BESSの家』は、住まいそのものを「暮らしを楽しむための道具」と捉えた五つのシリーズを展開しています。どれも無垢材がたっぷりと使われ、自然素材ならではの表情や温かみを感じられるスタイル。住み手の個性を表現しやすい、ベーシックなモデルプランから選べるのも魅力的な特長です。
その中から今回は「WONDER DEVICE」を取り上げます。日常をワクワクさせる装置(=デバイス)というコンセプトを持つシリーズ。シンプルな箱型に、驚くほどの開放感やスローライフな暮らしが集約されています。同社のモデルハウスはすでに築16年が経ち、板壁や床、梁などは艶やかなあめ色に変化。経年とともに味わい深くなっていく、未来のわが家をここでイメージできるのではないでしょうか。
住まい全体が緩やかにつながる同モデルは、子育て世代に人気。アウトドアレジャーやDIYを好む家族にも注目度が高く、自分らしい暮らしのための選べるオプションデバイスも豊富です。また、〝LOGWAY BESS宮崎〟と名付けられた同社の敷地には、ほかに2棟の建物とログ小屋を展示。貸切体験なども行っています。
公園が目の前にある静かな住宅地に完成したT邸。無垢材の温もりあふれるリビング・ダイニングは、1・5階まで吹き抜けの空間が開放的です。プライバシーに配慮した中庭のテラスとリビングがつながり、「このLDKの間取りを見たときは感動しました」とTさんご夫妻は笑顔で話します。
幼いお子様がいるTさんの生活をイメージしながら、動きやすいよう考え抜かれた動線も魅力。例えば、キッチン、リビングの両方から行き来できるランドリールーム兼脱衣所は、浴室ともつながっていて、中庭から出入りできる勝手口が付いているのも便利です。また、広々としたウォークインクローゼットは、寝室からもリビングからも出入り可能。テレビ台の配線もクローゼット側に隠し、スッキリとしたリビングをかなえています。
ご家族のリクエストも担当者が丁寧に聞き取りし、実現。その一つが、子供部屋と1・5階プレイルームに設置したコルクボードの壁面です。「実家の自分の部屋と合わせてもらいました。使い勝手がいいんですよ」とTさん。お子様の絵や家族の写真が増えていくのが楽しみです。
「無垢材の床に憧れがあった」と話すMさんご夫婦。イメージに合うビルダーを調べるうちに、山下住宅と出合います。相談を進める中で、同社と自分たちの感性が近いと感じたそう。決め手を尋ねると「私たち以上に考え、一歩先を行く提案をしてもらえた点」と即答。踏み心地のいい浮づくりの床に寝転がる娘さんを見守る笑顔からも、わが家への満足度が推し測れます。
現在はリビング階段が主流ですが、LDKをスッキリと整えるため、M邸ではあえて玄関ホールへ。しかも一目ではそれと分かりづらい、洗練されたデザインに仕上げました。また、1階はキッチンと水回りに回遊動線を用いて利便性をアップ。さらに玄関から洗面室に直行できるなど、帰宅後の衛生動線やスムーズな家事への配慮も万全です。
敷地の特性を読み、環境に応じた窓計画も秀逸。LDKは視線が抜ける東面に掃き出し窓を設け、2階では座ったときの目線に合わせた小さめの窓が景色を際立たせます。ふとしたときに見える空や街並みは、天然木の質感とともに大きな癒しに。「ますますインドア派になりそう」と楽しげにつぶやくご夫婦の予言はきっと的中するはずです。
サーフィンが趣味のKさん。いとこがカリフォルニアスタイルの家を建てたことがきっかけで、ひむか森林ホームを紹介してもらったのだそう。「家族でアウトドアを楽しめる家に住みたくなったんです」とKさんは語ります。
1階はLDKや浴室・洗面所などの家族の共有スペースと主寝室、2階には子供部屋。リビングは吹き抜けにしたので、1階に居ても2階の様子が分かります。また、明かり取りの窓を多く取ったため、昼間は電気をつけなくても明るく過ごすことができます。
「感染症対策を考えて、玄関に入ってすぐ、ドアノブなどを触らずに洗面所や浴室、トイレに行けるような間取りにしました」と奥様。ご主人のお気に入りは、玄関前からリビングの横まである広いデッキスペースです。ここから海を眺めつつ、休日の朝のコーヒータイムを過ごすのが楽しみのひとつ。また、将来は家族全員がマリンスポーツを楽しめるようにと、デッキの横にはシャワースペースを設置しました。
夏場はリビングの窓をオープンにして、海側から吹く風を取り込めるよう設計。暮らしにも海を感じる家が完成しました。
清栄建設の清水社長と親族関係にある奥様。同社が『ファースの家』を手掛けた当初から、その魅力を体感していたと言います。「季節を問わず、ちょうどいい温湿度で空気もクリア。建てるならファースの全館空調を採用したいと考えていました」。もちろん、ご主人も子供たちも思いは同じです。
プランニングではプロのアドバイスを受けつつ、家族それぞれの意見を盛り込むことに成功。試行錯誤を重ねたおかげで、お気に入りの場所だらけのわが家となっています。中でも子供たちの「おもしろいカタチにしたい」という声から導かれた子供部屋のドアは、清水社長も含めて全員が納得の出来ばえ。閉めたままなら、ゲストには扉だと気づかれないかもしれません。
ロフトスペースの下部を趣味全開の個室にしたり、シューズクロークから水回りに直行できたり。コンパクトな間取りの中にも、高い機能性や暮らしそのものを楽しむ工夫があちこちに。「梅雨時期でも、室内は空気がサラリとして不快感ゼロ。寝付き&寝覚めの良さにも驚きました」と笑うご主人。高い住宅性能を実感しながら、快適な時間を共有できるT邸です。
国産ひのきをふんだんに用いた伝統的なスタイルながら、住み手の個性を表現する住まいづくりで注目度の高いサイエンスホーム宮崎店。今回は昨年秋に都城市でオープンした、平屋タイプのモデルハウスを紹介します。
住まいの顔となる南面の外壁にはひのき板の鎧張りを採用。ロッジをほうふつとさせる外観デザインに、ワクワクした気持ちを抱く人も少なくないのでは? 室内空間も同社らしく、自然素材をたっぷりと。内壁は基本的に珪藻土の塗り壁ですが、要所に壁紙を使うことでメリハリやテーマ性を高めています。柱や梁を現して仕上げる真壁造りが醸す、癒しとくつろぎの住空間をぜひ現地で体感してみてください。
また、同モデルハウスは実際の生活をイメージしやすいよう、延床面積27坪弱の2LDK。コンパクトではあるものの、廊下を省いた無駄の少ない間取りや円滑な動線配慮で、体感的には数字以上のゆとりを感じられます。LDKの南面に並んだ掃き出し窓とタイルテラスがつながり、屋外との一体感を味わえる点も魅力的。それぞれの家族構成や暮らし方を投影しやすい、等身大サイズの提案となっています。
ヒラシマの新築事業部『和乃家(なごみのいえ)』が手掛ける分譲モデルハウスが完成しました。重厚感のある外壁は、太陽の力で汚れを分解し、雨水で洗い流す機能を持ち、長く美しい外観を保ちます。また、顔認証付きの玄関ドアをはじめ、外出先からスマートフォンで照明やエアコンなどを操作できるIoTに対応。共働きの子育て世帯にも安心の機能を備えている点なども見逃せません。
家族がくつろぐLDKは、間柱も壁も使わず約21帖の開放的な大空間に。構造には、木に鉄の強さを組み合わせた複合梁で安定した強度を実現するテクノストラクチャー工法を採用。さらに筋交いにテクノダンパーを加えることで、耐震・制震性能を高めています。また、建てる前に全棟で構造計算を行っているのでずっと安心して住める地震に強い住まいです。
キッチンは回遊性を持たせ、水回りとの距離を短く。家事効率がグッと上がりそうです。感染症対策を考えて玄関からすぐ洗面への動線を実現。2階の主寝室と子供部屋の間にはベランダ付きのホールも用意。洗濯物を干したり、プレールームにしたり。現地で使い方を想像するのも楽しいですよ。
無垢の木をふんだんに使った家が特長の大和屋ホーム。その強みを生かしつつ、シンプルでスッキリした室内をカタチにしたのがNさんです。
「動線計画は、かなりこだわりました。玄関からLDKはもちろん、水回り、ファミリークローゼットなど、どこも行き止まりがなく出入りできます。また、子供部屋は、コミュニケーションを取りやすいよう、リビングからすぐに出入りできる場所にしました」と奥様は笑顔で話します。
家族が集まるLDKは、スッキリ暮らせるようさまざまな場所に収納を確保し、どこに何をしまうかを考えた間取り。和室の押し入れも尺モジュールが定石ですが、あえて奥行きを減らし、その分を反対側から使える本棚などのスペースに。本はもちろん、文房具などこまごましたものを収納できます。
子どもの通園グッズなども目立たず、子どもでも取り出しやすい壁面収納を設置するなど、いつでもリビングがスッキリ片付くよう工夫。細長い敷地を活かし、隣家と窓が重ならないようにし、和室やキッチンからも見える自然豊かな景色が奥様の心を和ませてくれるのだそう。
Hさんご家族は、小学生から中学生までのお子さん4人がいる6人家族。お子様の成長に合わせ、『安くていい家』をコンセプトに掲げるハミングホームでの家づくりを決めました。北欧テイストでまとめられた平家建ての住まいには、Hさんのこだわりがたくさん詰まっています。
まず目を引くのは、勾配天井が生み出す大空間のリビングです。ウォールナットの床と白壁が美しく調和し、洗練された柔らかさのある空間を生み出しています。さらに、リビングの一部に一段低いサンクンリビングを採用。広さを崩すことなく、家族が自然と集まるくつろぎスペースが生まれました。
「長く住み続けられる家にしたかった」と奥様が言うように、動線を重視した間取りも考え抜かれています。玄関からすぐに洗面・お風呂場へとつながる造りは、部活を頑張るお子様を意識したもの。洗濯スペースからキッチン、リビングを回遊できる動線は、家事のしやすさもバッチリです。また、H邸は性能面も安心のZEH住宅。省エネ・断熱で光熱費を抑えながら、健康で快適な暮らしを実現します。家族みんなが、楽しく健やかに暮らせる家が完成しました。
山々に囲まれた場所に建つY邸。ペールブルーの外壁にウッドデッキを備えた外観は、まるでカフェのような佇まいです。子供たちの成長に合わせ「家族の拠点を持とう」と家づくりを決めたYさん家族。完成した住まいには、随所にこだわりが光ります。
天井が高く、開放感抜群のリビング・ダイニングは、大きな掃き出し窓が印象的。南向きで日当たりもよく、家族6人が集まってわいわい過ごすのにぴったりです。セパレート形のキッチンは調理スペースが広く「使い勝手がいい」と奥様も満足げ。収納にもなっているステップを上がった先は、ご主人の趣味の物を集めたロフトスペース。プラモデルや漫画、ゲームなどがずらっと並ぶ空間は、子供たちにも人気だとか。また、ご夫婦が特にこだわったというのが水回り動線。浴室・洗面スペース、ランドリー、ファミリークローゼットを一まとめにした間取りにより、家事がラクにできるよう工夫されています。
吉野建設を選んだ理由は「住宅性能が決め手だった」というYさん。快適に暮らせる性能にプラスして、こだわりを詰め込んだ住まいが完成しました。
切妻屋根と木目の外観が印象的な平屋造り。高性能、かつ暮らしのアイデアも詰め込んだトータルハウジングのモデルハウスです。全棟採用の2×4(ツーバイフォー)工法は、建物を「面」で支える構造のため地震や台風に強く、耐火性も高いのが特長です。さらに優れた気密性と断熱性により、四季を通して快適に過ごせます。日照を得つつ、プライバシーも確保できる中庭を囲むレイアウトで一際目を引くのは、中2階のスキップフロアと階段下を有効活用した「KURA」。何かと雑多になりがちなリビングもいつもスッキリ。スキップフロアは勉強や読書、趣味などに活躍するでしょう。
暮らしやすさを実現する動線にも注目。キッチンを中心にパントリー、水回りをまとめた効率的な間取りで「楽カジ」ライフがかないます。キッチン横にサンルーム付きのサニタリールームを置くと、天気や時間を気にすることなく「洗う・干す・しまう」の流れをスムーズに行える上に、少ない移動で料理などほかの家事も同時進行できます。また、パントリーやシューズクローク、寝室のウォークインクローゼットなど適材適所の収納で、自然に片付けられるのも魅力です。
親族が七呂建設で新築したことから、同社の住まいを体感したSさんご夫婦。ZEH標準仕様の性能や、熱交換型の24時間換気システムが創る心地いい空間に魅了されたと言います。しかも、室内をクリーンな空気で満たす装備付き。3人の子供たちを健やかに育てるためにも、住宅性能は大切にしたい条件でした。
同社の完成見学会やSNSを参考に、カッコよくて自然体なスタイルをリクエスト。コーディネーターと打ち合わせながら、自分たちらしいこだわりを随所に。特に黒を基調にした外観や、和室のデザインは見どころです。
間取りでは、玄関ホールからの動線に注目。外遊びから汚れて帰宅しても、プライベート動線でそのまま洗面室・脱衣室に直行できます。さらに、キッチンまで行き止まりが無いので体感的な広さを得られる点もポイントです。みんなが憩うリビングには、大きな高窓が開放感を演出する吹き抜けを設けました。隣接する小上がりの和室は2面をオープンにできる造りのため、間仕切りの開閉で多彩な使い方が可能。2連の掃き出し窓も効果的で、日中は照明要らずの明るさをかなえています。
「合同展示場などに足を運び、たくさんのビルダーを見学した中でピンときたのが長友ホームでした」。笑顔で話すTさんご夫婦の決め手になったのは、開放感たっぷりのパブリックスペース。平屋造りのT邸でも、屋根形状を活かして吹き抜けが設けられ、外観だけ見ると2階建てのような印象に。LDKには『〝きごころ〟がわかる住宅会社』をうたう同社らしく、宮崎県産材を用いた重厚な梁を現わしました。キッチンには奥様の要望でカウンターを造作。食事はもちろん、娘さんたちの学習スペースとしても活躍する予定です。
LDKを中心に各部屋を配置した間取りは、提案された複数のプランから選んだもの。リビングで動線が交わるため、自然なコミュニケーションを生み出す利点があります。そして一番の特長が、子供室となる約9帖のスキップフロア。階下は延床面積に含まれない収納室です。ご主人の趣味道具のほか、季節のアイテムや備蓄品などが一括で収まるため、スッキリとした住空間に貢献。太陽光発電+床下エアコンで、室温差の無い快適な毎日も実感しているそう。底冷えする地域でも「冬が待ち遠しい♪」と期待を寄せています。
クリームベージュの壁に、職人が手作りで仕上げたというレンガのカバートリムが印象的なM邸。それはまるで絵本から飛び出してきた〝お菓子の家〟のようです。小さなお子様のいるM邸のコンセプトは、『かわいくて、子どもが走り回ることのできる家』。玄関に入ると、目の前に現れるのは小さいドア。開けてみるとそこには空の壁紙が張られた秘密基地のような空間が広がります。奥の扉から、和室、そしてそのままリビングへと出られる造り。さらにリビング横に中庭を設け、お子様が家の中と外を自由に走り回ることができる動線を実現しました。また部屋ごとに違うカラフルな壁紙は、木の温もりの中にも、空間ごとの印象の違いを楽しめます。
随所に〝かわいい〟がちりばめられた住まいは、住み心地も抜群です。中2階に一室を備えた平家建ては、お子様が大きくなった後も住みやすい間取り。キッチン周りに水回りをまとめて家事動線も確保しました。『自然素材と職人の技が光る、新しい注文住宅』を目指す永倉建設。Mさん家族の要望を詰め込んだ、遊び心満載の住まいが完成しました。
宮崎市の住宅街に完成したのは、築7年の中古住宅をリノベーションした二世帯住宅。自由設計によるおしゃれなデザインに定評があるmikiデザインハウスが手掛けた住まいです。
中古住宅や中古マンションに対して改修・増築等をすることにより、住まい全体の機能性やデザイン性を高める「リノベーション」。M邸は、子ども家族が過ごす2階と、ご両親が過ごす1階で印象をがらっと変えました。まずは、間仕切りが多く、暗かった家全体のイメージを一新。玄関から2階リビングへ続く階段スペースを吹き抜けにし、あえて梁を見せた造りに。窓からの光が1階に降り注ぐ、明るい空間が生まれました。また、ベランダ部分はあえて半分に減らし、壁を増設。新たな空間に現れたのは、なんと小さな日本庭園!和室と一続きになった空間は、まるで高級料亭のようです。
1階は、かわいらしい洋風のイメージに。部屋ごとに違う壁紙や、玄関から続くタイルデッキなど、随所にデザインが光ります。各部屋で違う照明使いも魅力的。夜はまた違った表情が楽しめる、遊び心満載の二世帯住宅に生まれ変わりました。
利便性が高い一方で、文化財などの歴史も残るエリアにマイホームを完成させたMさん。周囲に住宅や店舗が立ち並ぶマチナカの限られた敷地を、いかに活用するかが大きなテーマでした。ご夫婦の理想だった「自分たちらしさのある個性豊かな住まい」との両立をかなえるため、mikiデザインハウスは、〝2階を生活の中心とするプラン〟を提案したのです。
注目したいのは、2階のLDKの開放感! ほぼ間仕切りが無く、3面に配した窓からは自然光がたっぷりと差し込みます。もちろん、外からの視線も気になりません。空間にアクセントをもたらすピットリビングも魅力的。L字形の階段は腰掛けに使え、ゲストが多いときでも安心です。一角にはガラスで区切られた書斎を配置。一部に外窓を用いることで、圧迫感の払拭やコスト軽減につなげています。
1階に個室と水回りをまとめたので洗濯動線はコンパクト。また、帰宅後すぐに手洗いや着替えを済ませてLDKへ向かう、といった衛生動線まで確立しています。狭小地でもアイデア次第で明るく快適、そしておしゃれな住まいが実現できる好例となりました。
住宅性能にこだわりを持たれていたOさん。たくさんの選択肢から選ばれたのが、HEART20・G2を標準仕様とするM図建築工房でした。これは無暖房で各所の室温13℃以上をキープできるレベル。宮崎県の気候風土を考えれば、冬期でもかなり暖かく過ごせる環境です。
さらにO邸は、壁や屋根の断熱・遮熱を強化し、さらなる性能アップを実現。加えて、震度1の揺れも吸収する制震ダンパーを採用する徹底ぶりに、思いの強さが現れています。標準仕様でも高性能ですが、住み手の要望に応える対応力と施工力は同社の強みの一つ。そうした点も、Oさんのお眼鏡にかなった理由ではないでしょうか。
一方で、心豊かな生活につながる機能性やデザインも注目。特にLDKはピアノや懸垂(けんすい)バーといった趣味のアイテムを備えて、家族が集まりやすい多機能空間に。プライベートゾーンはファミリークローゼットを経由する回遊動線で、生活&家事もスムーズに進みます。住まい全体が醸す温かな雰囲気に貢献しているのが、宮崎県産材による造作家具や構造材。細やかな部分まで配慮された安らぎのわが家です。
M邸が建つのは、M図建築工房が手掛ける四つの分譲区画の一画。四軒が異なるコンセプトの住宅で、それぞれの価値観を尊重しながら心地よく暮らせるエリアを目指して手掛けられたものです。育児や家事、仕事に向き合う中で「わが家での時間をより有意義にしたい」との思いがあったMさんご夫婦は、このプロジェクトに共感。中でも〝asobi no ie(遊びの家)〟と名付けられたプランに惹きつけられ、同社での住まい造りを決めました。
M邸は、二つの階段からアプローチするスキップフロアやクライミングウォール、雲梯(うんてい)と、名称通りの個性あふれる造りが魅力。玄関とキッチンにはピンナップ用の壁が用意され、気軽に家族写真や子供たちの作品を飾ったり、必要なプリントを掲示したりが可能です。スキップフロア下は約10帖のフリースペース。コンセントも付いているので、ストック収納から趣味室まで用途はさまざま。
もちろん、家事動線も抜かりなし。水回りは直線配置で動きやすく、回遊性のあるペニンシュラキッチンとの相性も抜群。家事の時短をかなえ、家族時間を増やしていくレイアウトです。
関東出身の奥様は、家を建てるなら耐震性と高性能を兼ね備えながら、予算内にできるところを探していたのだそう。岩切建設は、そんな夫婦の希望にピッタリなのはもちろん、デザイン性も豊富なことも決め手になりました。
「両親や親戚が遊びに来るからこそ、LDKはゆったり取り、物をあまり見せないホテルのような空間にしたいと思いました」とTさん。また背の高いご主人でも圧迫感を感じないように、ドアはすべてハイドアにしてリビングを傾斜天井に、テレビは壁に設置するなど目線が高くなる工夫をしました。また珍しい大理石床をチョイス。子どもが小さく、室内飼いのペットがいるため床の傷対策であり、珍しい素材に挑戦したかったのもあるのだとか。「気に入っているのは家事動線。シューズクロークからパントリーに入れるから、買い物して収納まで便利。また料理時の動線に家族が入らないような冷蔵庫の配置も良かったです」と奥様。シューズクロークのそばにトイレを置いたのも正解でした。
家族が集うLDKや浴室、玄関を広く取り、客間を設けない無駄のない間取りで、心地良く暮らせる家を実現しました。