バリア・フリー工房

「これからの暮らしを自分らしく楽しみたい」。そんな思いで新しい住まいづくりに臨んだＮさん。以前から憧れていた地域に、コンパクト（延床面積約16坪）で使い勝手のいい平屋を完成させました。タッグを組んだのは、自然素材にとことんこだわるバリア・フリー工房。飫肥杉を用いた音響熟成木材と漆喰使いが特長ですが、外観だけ見るとこれまでの同社の家とは少し違う雰囲気をまとっています。しかしながら、室内に一歩足を踏み入れると…。

瞬く間に静謐（せいひつ）な森の中にいるようなすがすがしい空気と、天然木の優しい質感に包み込まれます。Ｎさんの要望でかなえた、天井も壁も床も音響熟成木材による仕上げは圧巻。心身ともにリラックスできる空間となっています。

屋根なりの勾配天井が広がりを生むＬＤＫに、洋間と水回りを隣接させたシンプルな間取り。吊り戸で仕切っているため、すべて開ければ玄関ホールからワンフロアとして使えるため、動線に行き止まりがありません。リビングから続くウッドデッキに出ると、鎮守の森を望める環境。日々の生活を慈しみながら、家族やゲストと安らぎの時間を過ごせる、そんな住まいです。