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飫肥杉と漆喰で造る セカンドライフを見据えた住まい
青空に映える真っ白な外壁の漆喰が目を引き、高窓を設けるために屋根を2段違いにした美しいフォルムの外観。扉を開くと飫肥杉のいい香りが漂い、木目がホッと気持ちを癒してくれる空気が広がっています。「木の家に住みたい」と思っていたUさんご夫妻がバリア・フリー工房で建てたのは、この飫肥杉と漆喰など自然素材で造る家の良さをすでに実感していたから。娘さん家族もすでにバリア・フリー工房で建てて暮らしているのです。
お二人が要望したのは、どこからでもテレビが見られる住まい。そこで、住まいの真ん中にリビングを据え、奥に小上がりの和室を設け、寝転んでいてもテレビが見られる間取りにしました。リビングを中心に回遊できる家事動線も考えられています。ダイニング・リビングに向き合うようにキッチンを設け、そこから洗面・脱衣室、寝室、トイレへとつながる動線に。家事を終えた後は浴室から洗面室、寝室へと直結できるようになっています。快適さを計算しつくされた住まいにご夫妻は穏やかな暮らしができていると大満足。庭では大好きな花や野菜を育て、暮らしをエンジョイしています。
奥様の家事の負担や時間をできる限り減らせる動線にしました。トイレの位置は夜中でも行きやすいことと、来客が利用しやすい観点から玄関近くに設けていますが、玄関からは気づかれにくいように工夫しています。また、東西南北に採風・採光用の窓を設けて、季節、時間によって快適に太陽の光が入るように設計しました。