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表情豊かな県産材が彩る くつろぎに満ちた暮らし
Yさんご夫婦と上原林業をつないだのは、すでに同社でマイホームを新築していた奥様の職場の同僚。さっそくモデルハウスを訪ねるとそこには、二人が理想としていた住空間が広がっていました。もともと「天然木を上手に取り入れたい」と考えており、適材適所に木材を活かす同社の住まいづくりに一目惚れ。下がり天井や畳間などで無垢材が採用され、安らぎを感じる質感や雰囲気を演出しています。
「家族でゆったりできる空間」を目指し、住み手のこだわりを詰め込んだのがLDK。勾配天井による吹き抜けが開放感を与える一方で、キッチン・ダイニングは高さを抑制。この高低差がアクセントとなり、伸びやかな空間を生み出しています。リビングに付随する畳間は要望通り、和テイスト強め。開口をたっぷり取っているので圧迫感はなく、多目的に使える空間です。
間取りでは水回りに回遊性を持たせて、スムーズな生活動線を確保。子供部屋はリビング経由でアクセスする配置なので、コミュニケーションが取りやすいメリットも。キッチン設備のこだわりで家事効率も上がり、思い描いた暮らしをかなえています。
共家事で協力しながら仕事や育児を進めるY様ご夫婦。調理や掃除、洗濯の時短を実現するべく、設備・動線・収納にアイデアを詰め込んでいます。吊り戸のインナードアは、ロボット掃除機が動きやすい利点も。おかげで家族時間が増えているようでうれしい限りです。また、旗竿地という個性的な敷地を活かす建物配置にも注力しました。