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耐震・断熱性能を一新 築45年で全館空調もかなえる
名峰・高千穂峰を望む場所に建つ築45年の家をフルリノベーションしました。ホワイトベースの壁に木調のおしゃれなドア。屋内に入ると南に面した明るいLDKがあり、昭和後期の住宅とは思えないほど。構造を見極め、元の間取りを活かしながらも現代の生活に合うよう設計されています。
印象的なのは、LDKの天井に施された間接照明。照明部分にあった装飾天井をそのまま活かし、続き間の和室をキッチンに生まれ変わらせました。かつての台所は畳コーナーに。シンクのあった場所に作業台と棚を設け、スペースを有効活用しています。
そしてリノベーションの際に気になるのが、安心で快適な暮らしの確保。耐震と断熱は新築以上の基準で設計しています。当初は補強が必要な状態でしたが、土間コンクリート補強・耐震金物補強と制震ダンパー設置により、耐震等級3の最高レベルに。断熱性能も以前の状態から約8倍に向上し、断熱等級6に。また、ダクトレス換気システムと8帖用エアコン1台で、冬の寒い時でも全室室温22℃に24時間保たれています。中古住宅を購入してフルリノベーションを検討される方はぜひ参考にして下さい。
162坪の広大な敷地に土間付きの倉庫、畑もあり、田舎暮らしをじっくり楽しめる家です。昭和後期の住宅なので、まずは耐震補強、断熱が重要。新築並み以上の基準を満たしています。LDKの照明部分はレトロな雰囲気で、八角形の形を活かし珪藻土で塗装しました。四つ葉のクローバーのような装飾が浮かび上がり、「幸せを呼ぶ家」になりました。