プロがオススメする最新の建築事例です
なにげない幸せや楽しみを、積み重ねながら過ごす家
共働きで帰宅が遅くなることもある奥様が、自分たちのペースで暮らせる住まいを希望。相談をするうちに、思い描いたスタイルをかなえてくれると確信したのが上原林業でした。同社で営業とプランニングのベースを担当したのが女性スタッフ。働くママとしての視点から生まれた提案にも共感し、そこへ自分たちらしいエッセンスをプラスしています。中でもリビングとキッチンの収納では、見せる・隠すの両方を造作。「お気に入りの雑貨や絵本、食器をディスプレーしつつ、見せたくないモノはスッキリ収められるのがいいですね」。デザインや配色にもこだわった収納が、ステキな空間づくりの一翼を担っているようです。
ゆったり過ごせるわが家を目指したT邸。素足と相性のいい浮づくり加工の床をはじめ、和室まで続き間で使えるワンフロアのパブリックスペースで、伸び伸びとした雰囲気を演出しました。リビングやキッチンカウンター、ウッドデッキなど、つながりのある空間にさまざまな居場所を作れるのもポイント。家族もゲストも自然体でくつろげます。さらに、キッチンを経由する回遊動線や、奥様のワークスペースに土間収納付きの勝手口を設けるといったアイデアが盛り込まれ、ゆとりに結び付く家事の時短を実現。「休日は家でのんびりしたり、庭仕事をしたり。わが家を楽しむ時間が増えました」と、理想の日常を慈しんでいます。
T様邸では動線配慮で家事の時短をかなえ、家族団らんはもちろん、奥様が自分の時間を有意義に過ごせる間取りに注力しました。心掛けているのは、丁寧なヒアリングによる、お客様のニーズを踏まえた提案。ただし、合理的になり過ぎないよう、ポイントを設けることも忘れません。T様邸で挙げるなら、玄関ホールの照明やリビングの絵本コーナーがそれ。住み手の好きなものなどを加え、日常に楽しさや彩りを盛り込んでいきます。