Sumika宮崎版13号
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「収納計画」が実践できると、片付けストレスの少ない、スッキリと整った住空間での暮らしがかないます。気持ちが落ち着いたり、充実感を得られたりと心理的に良い影響を与えるメリットも。さらに、自分のこだわり(好きなモノ)を加えることでわが家を大好きになります。住まいは経年劣化を免れません。そんな中で変わらずに幸せをもたらしてくれるのは、住まいに自分の好きな空間があること。何年経っても「この家が好き」と言える人が増えると、幸せな家庭が増えることにつながります。とはいえ、自分の時間や場所をわざわざ作るのが難しい場合も。そこで、好きな空間を増やしながらリラクゼーション効果を上げる方法を紹介します。ここからは、プランナーと一緒に考えていく作業です。リストアップしたモノを収納する場所・広さを、新居の間取りに割り振っていきます。ただし、要望がすべてかなうとは限りません。必要な収納スペースには、あらかじめ優先順位を決めておくとプランニングもスムーズ。現状の「満足している点」と「不便を感じる点」を洗い出すと、理想を整理しやすくなります。●何をどこに収納するかを決めよう●使うモノは、使う場所の近くに配置しよう●モノの出し入れのしやすさや動線も考慮しよう今あるモノの整理・把握ができたら、次は今後増える(であろう)モノをリストアップします。ライフステージが変わるごとに、必要なモノ(=増えるモノ)は変わります。子育て中の世帯は特に、子どもの成長や家族構成の変化も視野に入れておきましょう。●新居に引っ越すタイミングで購入予定のモノ →家具・家電など●子どもの誕生・成長にともなって必要となるモノ →小学校で使うランドセル、自転車などStep1Step2基本的な考えを頭にインプットしたら、具体的な行動をスタートさせましょう。 ちょっと面倒なこともあるけれど、これから先に続いていく“快適さ”を思えば、きっと乗り越えられるはず! column 0325● 自分の好きなモノを用意する好きな雑貨や花、植物、音楽、香りなど、できれば10個以上。サイズは小さくてもOK。女性は男性に比べて嗅覚が優れているそうなので、アロマ系は効果的です。● 住まいの中にちりばめる自分がよくいる場所や動線上に、好きなモノを置いていきます。ふとした時に好きなモノを見て笑顔になったり、香りに癒されたり。生活しながら、自分で自分を機嫌よくできるというわけです。もっとわが家を好きになろう!「必要なスペース」を間取りに反映「未来に増えるモノ」をリストアップGOAL

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